Archive for 1月 18th, 2012

  1. Hello, Rhino World!

    Posted on 1月 18th, 2012 by cx20

    Rhino

    Rhino は Netscape Communications によって開発された Java による JavaScript 実装である。
    JavaScript の構文が使える他、Java のライブラリが利用できる。
    現在は、Mozillaプロジェクトによって保守されており、JDK の JavaScript エンジンや OpenOffice のマクロ言語にも採用されている。
    名前の由来はオライリー社の JavaScript 本の表紙が「サイ（Rhinoceros）」であった為。

    ソースコード

    hello.js
    raw download
    #!/usr/bin/env rhino
print("Hello, Rhino World!");

    ソースコード（Java ライブラリを使用した場合）

    hello.js
    raw download
    #!/usr/bin/env rhino
java.lang.System.out.println("Hello, Rhino World!");

    実行方法（スクリプトとして実行）

    $ rhino hello.js

    実行方法（実行権限を付与して実行）

    $ chmod +x hello.js
$ ./hello.js

    コンパイル＆実行方法（Java クラスとして実行）

    コンパイルする場合はソースの１行目の「#!/usr/bin/env rhino」は不要（存在すると構文エラーとなる。）

    $ java -cp $RHINO_HOME/js.jar:. org.mozilla.javascript.tools.jsc.Main hello.js
$ java -cp $RHINO_HOME/js.jar:. hello

    実行方法（Scripting for Java Platform で実行）

    jrunscript（※）は JDK 6 に組み込まれたスクリプトエンジンを実行する為のシェルである。
    ※ 試験的なツールである為、将来のバージョンで使えなくなる可能性がある。
    インストールされているスクリプトエンジンを確認する場合は「jrunscript -q」を実行する。

    $ jrunscript -q
Language ECMAScript 1.6 implemention "Mozilla Rhino" 1.6 release 2

    jrunscript から実行する場合はソースの１行目の「#!/usr/bin/env rhino」は不要（存在すると構文エラーとなる。）

    $ jrunscript -l js -f hello.js

    実行結果

    Hello, Rhino World!